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掲載:2017年 vol.27

遠赤外線のはたらきで体の芯までポカポカ!湯たんぽ 写真
彌満丈欅窯(やまじょうけやきがま)
加藤 徹さん

彌満丈欅窯は、1616(元和2)年開窯。多治見市高田町で、代々高田焼の焼き物を製造。高田地域で採れる上質な硅藻土(けいそうど)を使用し、壺や花器、かめ、食器(皿や土瓶など)などを製造している。2005(平成17)年、加藤さんは愛知万博をきっかけに、それまでにも作っていた湯たんぽの素晴らしさを再び世に知らせたいと、湯たんぽの製造や新デザインの開発にさらに注力。従来の形に加え、近年はハリネズミやうさぎをモチーフにした「湯たんペット」を販売。老若男女を問わず、全国にファンが広がり続けている。

400年の歴史を誇る高田焼の湯たんぽ。
昔から愛される冬の必需品です。

工房

型に土を流しいれて丸1日おき、3〜4日かけて乾燥させる。定番の波型の湯たんぽ型は、10年間かけて100個まで増やしたという。工房はご夫婦で営んでいる。

倒炎窯

約20日に1回陶器を焼くという倒炎窯。1180度で20時間焼き、一晩冷ます。扉を開けるまで仕上がりがわからないため、「最後は自然の力にゆだねる究極の芸術品」と言える。

加藤徹さん

地元をはじめとする歴史や科学、現代美術に大変造形が深い加藤さん。商品の素晴らしさを知り、「お話を聞きたい」と遠方から訪れる人も多いという。

ここでも購入できます!
NPOたかた・おなだ/はしや よきとき

高田焼の魅力を伝え、商品の販売も行っているスペース。店舗の隣には、懐かしい昭和テイストのカフェも併設しており、ゆったりくつろぎながら高田焼に触れることができる。

NPOたかた・おなだ/
はしや よきとき

岐阜県多治見市高田町5-37
TEL.0572-26-7031
(営業日時/月・火・金・土曜日の10:00〜17:00)

 年が明け、冬も本番。寒さが厳しい時期は、手足の冷えに悩む方も多いのではないでしょうか。今は暖房器具の種類も豊富ですが、そんな中、再び注目されているのが「陶器の湯たんぽ」です。
 岐阜県多治見市高田・小名田地区は、美濃を代表する焼き物の町として古くから栄えてきました。鎌倉時代にはすでに山中のいたるところで庶民向けの器が生産され、安土桃山時代には美濃焼を代表する志野・織部が最初に焼かれたといいます。その歴史は今の高田焼へと続いており、昨年(2016年)には陶祖・加藤与左衛門が大平(可児市)から移り住んだ年から400年にあたるとして、さまざまな記念の催しが行われました。
 この高田地区で代々高田焼の焼き物を製造しているのが、彌満丈欅窯の加藤徹さんです。工房では、壺や花器、かめ、食器(皿や土瓶など)といった、実に幅広い製品をご夫婦で作っています。その大きな特徴は、何といっても地元高田で採れる上質な珪藻土(けいそうど)。珪藻土とは、珪藻(光合成をする独立栄養生物)の化石から成る堆積物のこと。「消毒作用や解毒作用も期待できる天然の土で、不純物の吸着にも利用されています。これを使った漬物甕は、よく漬け込んでも酸っぱくなりにくくまろやかな味になると人気なんですよ」と加藤さんは話します。
 彌満丈欅窯では、長らく湯たんぽを作っていましたが、加藤さんは2005(平成17)年の愛知万博をきっかけに、「陶器の湯たんぽ」の素晴らしさを再び世の中に広めようと考え始めたそうです。「暖房器具は体を温めてくれますが、同時に乾燥を導いてしまうものもあります。でもこの湯たんぽなら、遠赤外線のはたらきで体をゆっくり芯まで温めてくれ、必要な体の水分を奪うこともありません。保温性が高いので、夜にお湯を入れたら朝まで温かいままなんですよ」と加藤さん。
 もともとロングセラーだったかまぼこ型や波型に加え、近年では「湯たんペット」というシリーズを発表。ハリネズミやうさぎをモチーフにした、かわいい形が魅力です。現代アートを中心に、美術に造形が深い加藤さんならではのアイデアが息づく愛らしい湯たんぽは、若い世代にも人気。また、定番の波型もカラーバリエーションを増やし、カラフルな展開に。「最初はあめ色から始まり、コバルトを使ったブルーや、黒雲母を使って滑りにくさにもこだわったサンドベージュが加わりました。そして2011年の東日本大震災の後、現地の人たちに元気になってもらいたいと思って、情熱をイメージした赤も作りはじめました。被災地で配ってもらったところ、一人のおばあさんが“懐かしいわ。これに入れた水は浄化作用で悪くならないから、戦時中に役に立ったの”と言って喜んでくれたと聞いて。本当にうれしかったですね。今も災害時などの備えのために、水の保存容器として購入してくださる方もいます」。
 日本で長く愛されてきた逸品。今一度見つめ直し、日常で使いながら、ぜひその良さを実感してみてください。

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お問い合わせ

彌満丈欅窯(やまじょうけやきがま)
岐阜県多治見市高田町7-36
TEL. 0572-22-1679(工房) FAX.0572-22-1678

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