掲載:2014年 No.17

イベントレポート 楽しく作って、美味しく食べて、長生きできる透析食 透析食レシピクッキングセミナー

旬の食材を使って、おいしい食事を手軽に調理。

 2008年からスタートし、全国各地で年間約5回開催されている「透析食レシピ クッキングセミナー」。透析を導入されている患者さんやそのご家族が参加し、管理栄養士のアドバイスのもと、一食分の透析食を作って試食するというセミナーです。
 透析食というと、「家族とは別に食事を作らなければならない」「計量が面倒」「献立を考えるのが大変」といったイメージを持つ方が多いかもしれません。また高齢の患者さんの場合、調理すること自体を億劫と感じる方もいらっしゃるでしょう。そこでこのセミナーでは、毎回旬の食材を使って、気をつけたい成分に配慮しながらも、手軽においしく作れるメニューを提案。毎回多くの方が参加し、「新しい発見がある」と人気です。
 今回は、徳島県立障がい者交流プラザで開催。大変盛り上がった当日の様子をご紹介しましょう。


役割を分担しながら、3つのメニューに挑戦!


役割を分担すると、みなさん見事な手際で、着々と下ごしらえが進んでいきます。

同じ班の人同士、相談しながら協力。コミュニケーションを取るうちに、すっかり打ち解けた様子。

 今回のセミナーへの参加者は15名。4つのテーブルにわかれ、それぞれの班の助手スタッフと一緒に調理に取り組みます。
 まず、麻植協同病院の管理栄養士・出口典子先生からメニューや調理方法についての説明がありました。この日みなさんが作ったのは3つの料理。徳島県の食材を使った「鳴門れんこんのおやき」と「とうふの蟹あんかけ」、そして第1回バイエル・レシピコンテストの応募作品である「かぶと柿のサラダ」です。準備された食材を確認し、いよいよ調理がスタート。班の中で役割を分担し、各自下ごしらえから始めていきます。
 参加者の中には数名の男性の姿もあり、包丁を握る手もとても馴れた様子。熟したやわらかい柿の皮を、器用にむいている方に「よく料理をされるのですか」とうかがうと、「時々するよ」と楽しそうに話してくださいました。ご自分で作った料理は、おいしさもひとしお。きっと食べることだけでない、プラスアルファの充実感が得られるのでしょう。
 大人数で一緒に取り組むうち、互いに打ち解けて、会場全体が活気のある雰囲気に包まれてきました。あちこちで笑い声が聞こえ、みなさんが楽しく調理されている様子が伝わります。主婦の方が多いこともあり、短い時間で着々と料理が完成に近づきます。


管理栄養士の出口先生が、調理や栄養のアドバイスをしてくださいます。

地産地消にこだわった旬の食材。どれもみずみずしくて新鮮です。

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掲載2016年 vol.26
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