掲載:2016年 No.25

話題の施設レポート! 安心・快適な人工透析患者専用 住宅型有料老人ホーム 晴レル家

透析医療や栄養管理はもちろん、快適な生活サポートも充実。

 高齢化社会が進む現代社会において、加齢や病による介護の問題は年々重要になってきています。中でも透析患者さんの場合、老人ホームや福祉施設への入所を検討していても、透析や食事など心配されることも多いでしょう。
 今年4月、三重県三重郡で透析患者さん専用の有料老人ホーム「晴レル家」が開設されました。透析患者さんのケアを専門にした施設は、全国で2番目、また三重県では初めてだと言います。施設長であり、介護福祉士でもある大塚亜希さんは「従来の一般的な施設のサービスに関して、不安を覚える透析患者さんは多く、ホームを探す中で“透析をしているのですが大丈夫ですか?”と質問される方はたくさんいらっしゃいます。そうした心配をなくし、透析をしながらも安心して快適に毎日を過ごしていただける施設を目指しています」と話します。

施設長 介護福祉士・介護支援専門員 大塚 亜希さん
「明るく晴れ晴れとした気持ちで過ごしていただきたいという思いで“晴レル家”と名付けました」と大塚さん。ホームのキャッチフレーズは、「あんしん、あたたかな、あしたを」。

 「晴レル家」のサービスの大きな特長は、徒歩圏内の距離に、連携している四日市消化器病センターがあることです。同センターは、入居者の方が透析を行う「人工透析内科」があり、透析医療では30年の実績があります。ほかにも、肝臓や胃腸を診察する「消化器科」、「眼科」「整形外科」などがあり、透析患者さんに多い合併症を診療する診察科目が備わっています。週に3回の透析はもちろん、緊急時にも速やかに対応できる体制が整っているので安心です。「センターへは運動のために歩かれるのもおすすめですし、移動に自信のない方は、スタッフが車で送迎もさせていただきます」と大塚さん。
 同センターとは、医療面だけでなく食事の面でも連携しており、栄養管理は万全です。管理栄養士が透析患者さんに合わせたメニューを作成しています。また、料理を盛り付ける器にもこだわっています。これは、できるだけご自身の家にいる時と同じように暮らしてほしいというスタッフの願いによるもの。割れや欠けが起こりにくいという視点ではなく、食事が楽しくなることを大切に、器を選んでいるのだそうです。自宅で使っていた食器をホームで使うこともできます。

カレーをメインに、副菜が2皿とデザートまで付いて、ボリューム満点。
ある日の昼食。カレーをメインに、副菜が2皿とデザートまで付いて、ボリューム満点。管理栄養士による献立で、栄養面も安心です。

 こうした医療や介護、栄養といった分野のプロによるケアのほか、ホームでの生活を豊かにするサポートも充実しています。例えば、近隣施設に外出する際の付き添いです。「すぐそばに大型のショッピングセンターがありますので、日用品を買いたい時など、気軽に声をかけていただければ車でお連れします」と大塚さんは話します。透析時だけでなく、こうして屋外へ出かけていくことは、気分転換にもなるでしょう。また、ホーム内でのイベントも企画。夏に向けて、盆踊りを計画中だといいます。入居者の方やスタッフだけでなく、近隣住民の方にも参加していただき、地域との交流を大切にしていきたいと考えています。他にも、広い庭を活かして花壇や畑作りをを行っており、患者さんにとって「晴レル家」は、日々快適な場所へと進化中です。
 4月上旬、「晴レル家」では内覧会を行いました。その時に来館した方は約50人。透析患者さんをはじめ、ご家族の方、糖尿病の患者さんも見学に来られたといいます。大塚さんは話します。「当日は、遠く県外の方もいらしてくださいました。日本で透析患者さん専用の施設がまだまだ少ないということもあると思いますが、大変興味を持って質問していただきました。例えば介護が必要になった時の対応です。これについては、軽度の介助であれば、私たちスタッフが対応させていただきます。また入居後の外泊も、医師の許可が下りれば問題ありません。希望される方は、入居前のお試し体験(1泊2日)も受け付けています。ほかにも疑問や気になることがあれば、気軽にお問い合わせいただければと思います。ぜひ多くの方に「晴レル家」のような施設があることを知っていほしいですね。私たちも、透析患者さんの安心で快適なこれからの生活のお手伝いができればうれしいです」。

1. 居間(共有スペース)2. 台所・食堂3. 中庭
4. 浴室5. 居室施設は全室バリアフリー構造。

(写真をクリックすると拡大します)

1.畳が落ち着く居間は、入居者が集える憩いの場所。
2.広々とした食堂は、中庭に面しているので光が差し込み、明るくて心地よい。
3.多目的に使える、ウッドデッキの中庭。
4.ひのきの浴槽が自慢の浴室。手すりや腰掛けなど、安心して入浴できる工夫も。
5.洗面・エアコン・ベッド・ナースコールを完備した快適な居室(全室個室)。車いすが利用しやすいスロープ付きの部屋がある他、ご夫婦で入居の場合は隣室にするなどの配慮も。

安全・安心を第一に、“自分らしい暮らし”を目指したサポートが充実。

お問い合わせ

晴レル家のスタッフのみなさん
晴レル家のスタッフのみなさん

医療法人三愛 人工透析患者専用
住宅型有料老人ホーム

晴レル家

三重県三重郡菰野町大字宿野字神明田325番地
(四日市ICから車で5分)
TEL・FAX 059-394-7303
http://www.iii-hareruya.com

協力医療機関:
四日市消化器病センター
三重県三重郡菰野町宿野432
TEL.059-393-2300
http://www.yokkaichi-shoukaki.com

過去の記事を見る

おすすめBOOK 3冊
掲載2016年 vol.26
おすすめBOOK 3冊

ページトップへ